消音〔まなびの小部屋#13〕
画像データを消して焦る 耳塚です
「音を消す」それだけの動作ですが、意外におろそかになりがちです。ベルは振ることで音を出しますが、その後ある程度の時間鳴り続けます。響きを残して楽しむ奏法もありますが、音が残らない方がよいこともあるわけです。そんなときにやることは「消音」です。
皆さんはこんな経験ないでしょうか。演奏が終わったのにも関わらず、「ん゛〰️」などの音がいつまでも聞こえてくる。隣の人にツンツンされたり、横目で見られたり。そう、しっかり消しきれずに音が残ってしまっていたのです。
ここでよく聞く言葉「消したけど」。当人はは消音しているつもりなのです。ですが、実際音が鳴ったままなら「消えていない」と言われるでしょう。自分の音が鳴ったままだと気づかない人もいるわけです。
しくみ➡️音はキャスティング(金属の部分)が振動して出ているので、その振動を止めればよいわけです。
方法➡️①キャスティングを体に押し当てる。側面を手や胸の辺りで行うのがよいでしょう。
腹部の方が消音しやすいと言う人もいますが、次の動作をスムーズに行うため、スマートに魅せるためにも胸でおこなえるとよいでしょう。
②指で押さえる。
小さいベルなら指で押さえても消音することはできます。
注意点➡️いずれの場合もキャスティングの側面にしっかり触れることです。縁の部分やグリップに近い根元部分だけではしっかり振動を止めることができません。特に縁を体に当てると、音が残るだけでなく痛みも残ります。
更に、マットに置いてあっても、直ぐに消えないこともあります(マレット奏の時など)。この場合も手で押さえて消音します。
練習ではしっかりキャスティングにあたっているか、音が消えているか、どの角度がよいのか、意識しながら行うとよいでしょう。
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